映画<あまくない砂糖の話>砂糖が体に及ぼす影響とは!!!?
今宵も食・健康に関する映画を見ました。
その名も<あまくない砂糖の話>。
2015年、オーストラリア制作の映画。
オーストラリアの人々は1日平均ティースプーン40杯分(ティースプーン1杯4gなので160g)の砂糖を摂取している。
ティースプーン40杯分の砂糖を60日間摂取し続けるとどのような変化が身体に現れるのか!?という疑問をオーストラリア俳優のデイモン・ガモーが実際に160g/1日の砂糖を摂取して過ごし、人体への影響を検証していく映画です。
以前見た<スーパーサイズ・ミー>という映画。
ファーストフードが身体に及ぼす影響について、実際にファーストフードのみを食べて過ごした主人公の健康状態の変化をドキュメンタリーとして映画にしたもの。の砂糖バージョン。
2015年にWHOが発表した『成人及び児童の糖類摂取量』ガイドラインでは、
成人及び児童の1日当たり遊離糖類摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすよう勧めている。また5%まで減らして、1日25g(ティースプーン6杯分)程度に抑えるなら、更に健康効果は増大するという。
遊離糖類とは単糖類(ブドウ糖・果糖等)及び二糖類(しょ糖・食卓砂糖等)のことで、人が食品・飲料に添加する糖類のほか、蜂蜜・シロップ・果汁・濃縮果汁中に天然に存在しているものをいう。
そう、1日の摂取量は25g(ティースプーン6杯分)!
オーストラリアの方々多すぎます。。。
果たして日本ではどうなのでしょうか。
農林水産省の調査によると2018年の日本人の年間消費量は15kgであり、1日に換算すると約41gです。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/kansho/attach/pdf/satou-19.pdf
WHOが推奨する量よりも多いことがわかりますね。
どうせジュースやケーキ、甘いものばかりを中心とした食生活をしているのだろうと思っていたけれど、お菓子やさんに行く必要はなく、スーパーで揃えられる食材で160gの砂糖は摂取できてしまう。
この映画ではお菓子やジャンクフード、ソーダ類、アイスを食べずに、いわゆる健康食品と言われる食事を中心に1日に160gの砂糖を摂取していくのです。
砂糖の摂取を続けていくと、血糖による気分の変化を感じるようになった主人公。
糖分の多い食事やお菓子を摂取すると、血糖値が急激に上昇するが、体内に入った糖分にインスリンが反応し急激に下がる。
下がったタイミングでアドレナリンなどのストレスホルモンが分泌され、更に糖分を摂取するよう脳に刺激を与え糖分を欲するようになるのです。
これは気分の変化に影響してくるようです。
日本でも食生活の欧米化により、糖分の多い食事(菓子パン、シリアル、加糖ヨーグルト、ジュースなど)を子供達も摂取していますよね、集中力が低下しているのは、こういった食生活の影響もあるのではないかと映画では訴えています。
そして、考えさせさせられたのはアボリジニの人と17歳の少年の話です。
自給自足の生活をしていたアボリジニに西洋の文化が流入し、2008年にはコカコーラの売り上げ世界一となったのはオーストラリア北部。
大部分をアボリジニの人が消費していたということでした。
食生活の変化の影響で肥満、糖尿病などの疾患に罹患し亡くなることになってしまったのです。
アメリカケンタッキー州に住む17歳の少年は、マウンテンデュー(1.25リットルに砂糖37杯分148g)を2〜3歳からペットボトル4〜5本を1日に飲んでいたという。
哺乳瓶に入れて飲ませている親もいるというから驚き。
この少年の歯はぼろぼろですが、それでもマウンテンデューを飲み続けると言っている。
自分の歯が全て無くなったり、肥満、糖尿病などの病気になってもやめられないのはなぜなのだろう。
私は食に対する教育が必要なのだと思う。
私も甘いものは大好きだし、0にすることはできないし、する必要もないと思います。
しかし、企業の宣伝に踊らされるととなく、バランスよく摂取していくためには自分自身で考え、選択していく必要があるのです。
私が病気になろうと企業には関係ないのです。
自己責任なのだから、何をどう摂取していけばいいのか知るためにも、食育って大切なんだよねと改めて考えさせられました。
皆様の食事は大丈夫ですか!!!???
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Bon appetit!!!